クラミジアで浮気がバレそう…ジスロマックとクラビットどっち?

ジスロマックとクラビットの比較

■メカニズムの比較
ここで比較させていただく抗菌剤は、どちらもクラミジア治療薬として優秀な治療実績をもつ薬です。
そこで、性病トップ3入りのクラミジア感染症に使われる薬の知識を深めたいと思います。各々異なる属性、特徴を持ちますので、体調に合わない場合や、2回目の検査で完治していなかった経験がある方など、薬の違いを知り、治療に挑みましょう。
2000年に臨床が開始となったジスロマックは、マクロライド系抗生物質に属し、アジスロマイシン水和物を有効成分とします。その具体的な薬効薬理は、細菌退治を行う免疫系を補佐するのが抗生物質の役割で、人体には害をなさないけれど、細菌には毒になる物質です。そして、細菌が分裂と増殖を行うために必要な蛋白質を合成する器官、つまりリボソームを阻害するのがジスロマックの薬理作用の特徴です。また、人間と細菌のリボソームは異なるため、これを見極めて阻むことで病原菌だけに効果を示せるのですが、主成分のアジスロマイシンは、リボソームの50Sサブユニットに特異的に結合して蛋白質合成を阻害できるんです。
一方クラビットはニューキノロン系抗菌剤に属し、レボフロキサシンが主成分で、更に昔からクラミジアトリコモナス菌の退治に使われてきた古株です。こちらはDNAじゃイレースというDNA読み取り酵素を阻害し、菌を死滅させる作用により増殖抑制および菌を死滅に向かわせます。

■用法用量
その他の特徴としては、アジスロマイシンは小児、妊婦に使用可能という利点、また半減期が長いため1回/日を3日間だけ、あるいは2gを1回/日だけ服用し1週間効果を持続させる2つの方法があり、いずれも毎日飲まなくていいものですので、1回/週の方法であれば飲み忘れを防げるという利点があります。しかしその反面、カルシウムやマグネシウムなどと相性が悪く、食事が胃に残っているうちに服用すると下痢を起こすなどの副作用が報告されています。
クラビットは、価格が安いという利点がありますが、毎日2回1錠ずつ飲まねばならない手間があります。

■まとめ
アジスロマイシンは幼児から成人、妊婦までと幅広く使用できる点や組織移行性が素早、また下痢が起こりにくいシロップ薬「ジスロマックSR」も2009年1月21日に臨床開始になるなどの優れた点が多くあり、価格以外ではクラビットに比べ様々な利点が多いようです。